おひねり
歌舞伎の公演中、役者がかっこよく演じてみせると観客が舞台へ「おひねり」を投げます。
「おひねり」は、小銭を紙で包んだもので、公演の後に役者へと渡されます。
地歌舞伎は入場無料ですが、観客は地歌舞伎へと出かける前に目当ての役者や地歌舞伎役者全員に向けて「おひねり」を用意してから出かけます。
「おひねり」の金額は決まっていません。半紙などをちょうどいい大きさに切って中に10円や100円などを入れ、キュッと捻ります。ポチ袋を使うとお札も入れやすいです。目当ての役者に「おひねり」を届けたければ、ポチ袋に役者の名前(実名役名どちらでもよし)を書いておくと本人に届きます。
おひねりを投げるタイミングは、役の見せ場が終わった直後に投げられるといいでしょう。簡単に言えば、かっこいいとこが見られたらすぐ投げるって感じです。
地歌舞伎を見る時には必ずおひねりを用意しなければならないというわけではありませんが、おひねりが飛ぶとますます盛り上がりますよ。
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